COLUMN

技術コラム

金属積層造形の材料開発サービス

2024/12/10
軽量化ギヤ|金属3Dプリンタ工法転換ラボ

金属積層造形で製品開発を検討する際、AlSi10MgやSUS316L、マルエージング鋼など広く流通している造形材料ではなく、求める特性をもつ造形材料の開発から実施したいというご相談をよく頂きます。

金属3Dプリンタ工法転換ラボでは、金属積層造形の材料開発を積極的に行っております。

当社による造形材料開発の流れ

当社に造形材料の開発についてご相談いただいた場合、以下のような流れで対応させていただきます。

①ヒアリング
技術営業が、部品用途や数量、強度・軽量化・高温強度・熱膨張係数など重視する特性をヒアリングさせていただきます。

②条件開発・材料確保
まずは、充分な密度を確保するために必要な造形条件の開発・研究を行います。
材料支給の場合は、お送りいただいた支給材を使用しますが、材料支給でない場合や、万が一支給材の品質が必要なレベルに達していない場合は、造形粉末メーカーと連携して高品質の造形材料を確保いたします。

③造形テスト
当社では、多数のグローバルメーカー様から材料開発のご相談を日夜頂いているため、材料開発用の造形マシンを保有しております。造形マシンを用いて造形テストを行い、特性評価のための引張試験片の造形を行います。

④評価・試験
顕微鏡や測定機器を用いて、巣や割れが出ていないか確認を行います。

⑤試作・量産
製品開発初期段階の材料開発にとどまらず、試作・量産まで対応可能な造形マシンを複数台取り揃えておりますので、「試作や量産までお願いしたい」というご要望に対しても柔軟に対応させていただきます。

当社の造形材料開発へのこだわり

金属積層造形メーカーである当社は、造形材料開発に対して特別なこだわりを持っております。

以前、あるお客様より「造形粉末を支給するので試験片を造形して特性評価を行ってほしい」というご相談を頂きました。

しかし、支給いただいた造形粉末をよく見ると、粉末の品質が粗悪で、本来理想とされる真球には程遠い状態でした。このような場合、充分な密度が出ず造形品の割れ・欠けが起こりやすくなります。

これに対し、造形粉末メーカー様と連携して、真球で密度が高い造形粉末を確保し造形テストを行ったことにより、問題無く材料開発を進めることができました。

造形材料の開発ならお気軽にご相談ください

一般に流通している造形材料ではなく造形材料の開発から進めたい、どのような材料開発の実績があるのか知りたいという方は、お気軽にご相談ください。

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